トンカラリンは、熊本県和水町にある隧道(トンネル)型遺構である。江田船山古墳(国の史跡)がある清原(せいばる)台地に位置し、全長は464.6メートル、自然の地隙や人工の石組暗渠で構成されている。「トンカラリン」の名称は、穴に石を投げ込むと「とんからりん」という音が聞こえることからつけられたという説がある。また、考古学者の吉村作治によりエジプトのピラミッドとの共通点もいくつか指摘されている。石積みがという日本では珍しい工法であり、これはエジプトのピラミッドと同じものである。