Bee(ビー)は、ダイハツ工業が1951年10月に発売した三輪自動車。三輪の2ドアノッチバックセダン型乗用車(フロント1輪、リア2輪)。 完成車の分野ではオート三輪トラックメーカーとしての活動が長かったダイハツにとって、三輪式ながら創立以来初めての本格的市販型乗用車であり、貨物自動車としてのオート三輪とは一線を画した低床式の乗用車専用設計シャーシとして、リアエンジンのRR方式と、後輪の独立懸架機構を採用した先進的構造が特徴である。 関西でタクシーとしての使用に供され、本格量産化が企図されたが、製品としての完成度が不十分であったことなどから、約1年程度に少数が生産されるに留まった。生産台数は80台弱から300台程度まで諸説ある。