ジョナサン・ダーモット・スペンス(Jonathan Dermot Spence、1936年8月11日 - 2021年12月25日)は、イギリス出身のアメリカ合衆国の中国史学者である。 1993年から2008年までイェール大学の歴史学のスターリング教授を務めた。イェール大学での人気講座に基づいて中国の過去数百年の歴史を概観した著書"The Search for Modern China"を始めとして、これまでに中国に関する12冊以上の本を出版している。作家、評論家、エッセイストとしても活躍している。 スペンスの主な関心は、近代中国、特に清朝と西洋の関係である。スペンスは、伝記から文化的・政治的な歴史を考察することが多い。また、西洋人と中国人による「中国を変えようとする」努力と、それがどのように挫折したかということも共通のテーマである。