シャトー=シノン (ヴィル) (フランス語:Château-Chinon (Ville)、オイル語ブルギニョン・モルヴァンディオ方言:Sâtiau-Sgnion)は、フランス、ブルゴーニュ=フランシュ=コンテ地域圏、ニエーヴル県のコミューン。「シャトー=シノン (ヴィル)」は2008年からの正式名称で、それ以前はカッコの前にスペースのない「シャトー=シノン(ヴィル)」であった。コミューン名に(ヴィル)が付くようになったのは、フランス革命以後、1つのコミューンであったシャトー=シノンが「シャトー=シノン (ヴィル)」と「」の2つに分離し、区別が必要となったためである。 オー=モルヴァン地方の中心地とみなされるシャトー=シノンは、標高609mの丘の上にある。戦略上の立地条件から考えると、アエドゥイ族のいたガリア時代、ガロ=ローマ時代からの歴史を持つ。中世からアンシャン・レジーム時代まではフランス王国の大貴族に属するカウンティであった。現代に入ると、シャトー=シノンの首長を務めたフランソワ・ミッテランがフランス大統領に選出されている。