カノン法大全(-ほうたいぜん:羅、Corpus iuris canonici)は、中世ヨーロッパにおいて12世紀半ばから 15世紀半ばまでにかけ、カトリック教会により編纂された計6編の法典および法令集を、16世紀後期以降に総称したもの。中世ヨーロッパにおいては、ローマ法大全とともに普通法(ユス・コムーネ:ius commune)の法源として重要な地位を占め、大陸諸国の法の発展に大きな影響を与えた。