『カウパーの小聖母』(伊: Piccola Madonna Cowper, 英: Small Cowper Madonna)は、盛期ルネサンスのイタリアの巨匠ラファエロ・サンツィオが1505年頃に制作した絵画である。油彩。典型的なイタリアの地方の風景の中にいる聖母子を描いた作品で、フィレンツェのパラティーナ美術館の『大公の聖母』と非常によく似ていることで知られる。おそらくウルビーノ公爵に由来し、イギリスのカウパー伯爵のコレクションに含まれていたことからこの名前で呼ばれている。現在はワシントンD.C.のナショナル・ギャラリーに所蔵されている。