エールフランス007便離陸失敗事故(エールフランス007びんりりくしっぱいじこ)は、1962年6月3日 にフランスで発生した航空事故である。 パリ=オルリー空港からニューヨーク・アイドルワイルド空港へ向かっていたエールフランス007便(ボーイング707-328)が、オルリー空港からの離陸時に、機器の故障により滑走路をオーバーランした。乗員乗客132人中130人が死亡した。これは当時としては世界最悪の航空事故であり、また史上初めて100人以上の死者を出したジェット旅客機の事故だった。 事故当時、エールフランスはアトランタに新事務所を設立したばかりで、これがアトランタへ向かう最初の便だった。生存者は機体後部に着席していた2人の客室乗務員だった。