ウーヤン伝説(ウーヤンでんせつ、簡体字:五羊传说、繁体字:五羊傳說)は、古代中国の広州市を発祥とする、5頭のヤギが稲作を伝えたとする伝説。広州市の愛称である「五羊城」「羊城」「穗城」や、現地ブランドの由来にもなっている。 「五羊」という表記は最古のものだと唐代の詩で確認されており、関連する伝説は晋にまで遡る。同伝説には幾つかの異聞があったが、明代以降に統一された。一般的なウーヤン伝説は、中原の祖先達によって開拓された嶺南の歴史を反映したものである。2007年に、この伝説が傑出した口頭伝承として広州市の無形文化財第1号に選ばれた。