ウクライナ正教会(モスクワ総主教庁系)(ウクライナせいきょうかい-モスクワそうしゅきょうちょうけい、ウクライナ語: Українська Православна Церква Московського патріархату, УПЦ-МП)は、ウクライナにおける正教会の1つである。「自治正教会の広い権を有する自主管理教会」として、ロシア正教会モスクワ総主教庁と関係を保持している。ただし、関係を保持してはいるものの、本項で扱っている教会はロシア正教会とは呼ばれない。ロシア連邦政府も同教会につきウクライナ正教会と呼んでいる。 正教会は1カ国に1つの教会組織を置くことが原則だが(ウクライナ正教会以外の例としてはロシア正教会、ギリシャ正教会、ルーマニア正教会、日本正教会など。もちろん例外もある)、これら各国ごとの正教会が異なる教義を信奉しているわけでは無く、同じ信仰を有している。 正教会の教義や、全正教会に共通する特徴については「正教会」を参照ウクライナ正教会にほぼ共通する建築物の特徴については「教会堂#ウクライナ建築の教会堂」を参照