アンニア・ガレリア・ファウスティナ・ミノル(ラテン語: Annia Galeria Faustina Minor, 125年または130年 - 175年)は、第15代ローマ皇帝アントニヌス・ピウス(在位:138年 - 161年)と皇妃(大ファウスティナ)の長女。母と同名であることからファウスティナ・ミノル(小ファウスティナ)と呼ばれた。 父の命により従兄である第16代皇帝マルクス・アウレリウス・アントニヌスと結婚、皇女ルキッラと皇太子コンモドゥスの姉弟ほか多数の子を儲けた。 歴史家たちからは、ローマにおける理想的な女性像との違いから否定的に記述される場合が多い。しかし国の要である軍団兵の間では絶大な人気があり、父アントニヌスや夫アウレリウスからも深く愛され、死後に神殿に女神として祀られた。