中型揚陸艦 (Landing Ship Medium) は第二次世界大戦におけるアメリカ海軍の揚陸艦。 アメリカ海軍は1944年から45年にかけて558隻の中型揚陸艦を建造した。これは戦車揚陸艦や歩兵揚陸艇に匹敵するサイズの艦であった。多機能なフレームを元に建造された本級の大半の任務は輸送であったが、何隻かが建造途中に特殊任務のために転換された。本級の大半は冷戦時に廃棄されたが、何隻かは国防総省によって外国および民間の海運会社に売却された。 唯一、 のみが元の状態で存在していることが知られる。同艦はノースカロライナ州ジャクソンビルのキャンプ・レジューン海兵隊基地に保管されている。当初は海兵隊博物館の最大の呼び物として展示される予定であったが、計画は変更され、現在は人工岩礁として海没処分もしくはスクラップとして廃棄される危険にある。