大井川鉄道DD20形ディーゼル機関車(おおいがわてつどうDD20がたディーゼルきかんしゃ)は、1982年(昭和57年)に大井川鉄道(現・大井川鐵道)が導入を開始したディーゼル機関車である。 日本国内向けの鉄道車両では初めてアメリカの大手エンジンメーカー・カミンズ社設計のエンジンを採用した車両で、日本国有鉄道(国鉄)との比較においては電車以外の分野で私鉄技術が先行した数少ない事例とされている。1986年(昭和61年)までに6両が製造され、同社井川線の全列車の動力車として使用されている。 本項では以下、DD20形については「ロートホルン形」と表記し、個別の車両については初出時以外は愛称で表記する。