フランスの最も美しい村(フランスのもっともうつくしいむら、仏:Les plus beaux villages de France)は、1982年にフランスコロンジュ=ラ=ルージュ(コレーズ県)で設立された協会である。その目的は質の良い遺産を多く持つ田舎の小さな村の観光を促進することにある。協会の所在地はコロンジュ=ラ=ルージュであるが、事務局はクレルモン=フェランに置いている。現在、協会の長を務めるのは元ゴルドの長であったモーリス・シャベールである。 協会ではブランドの信頼性と正当性を高めるために厳しい選考基準を設けている。協会の定めた基準はいくつもあるが要約すると以下の3点である。 * 人口が2000人を超えないこと * 最低2つの遺産・遺跡(景観、芸術、科学、歴史の面で)があり土地利用計画で保護のための政策が行われていること * コミューン議会で同意が得られていること 従って景観を破壊するような建物や設備は制限される。このことで経済発展は妨げられるが観光の面ではプラスになる。また、認定後にも審査があり、資格が剥奪されることもある。2018年10月現在で158のコミューンと数千の会員を有している。