今川 憲次 (いまがわ けんじ IMAGAWA Kenji、1908年1月20日 - 1984年4月17日)は北海道・根室市出身の英文学者、大学教授。第八高等学校教授等を経て、南山大学で教鞭をとる。中世英文学とカトリック系文学の解明をライフワークとした。言語時評を中心とした軽妙洒脱なエッセイの書き手として活躍。妻・蕁子(かずこ)は文化学院女学部の教師時代に、与謝野晶子の助手として師事。同僚に、西村伊作、戸川秋骨、与謝野鉄幹、西脇マジョリーがいた。 今川の文学研究のありように関して、遠藤周作は他の欧米文学研究者と基本的にちがう点をあげ、「文学研究をとおして御自分の基督教を練磨」したことにあると、最高の賛辞をもって評した。