About: Piano Vibrations

Piano Vibrations (Piano Vibrations)は、イギリスでリリースされたキーボード奏者リック・ウェイクマンの実質1作目のソロアルバムである。ストローブスのキーボーディストとしてA&Mと契約する前の録音であった。ポリドールが推し進めていたジョン・シュローダー監修による「Vibrationsシリーズ」のピアノ編の演奏者に抜擢されたものであり、この「Vibrationsシリーズ」は他の楽器をフィーチャーしたいくつもの作品が作られた。よって、リック自身の意志によるソロ・アルバムという認識はできないものの、彼がアルバム1枚すべてをリーダーとして録音したという事実は間違いではないことから、下記のような発言に至っている。 1970年代には彼は『Piano Vibration』をソロ1作目とは認めていなかった。その理由として彼のウェブで次のような内容のコメントを載せた。 「（中略）実際、ロンドンのPyeスタジオで某歌手が後で歌を入れるための演奏をしたが、ストローブスで若干の成功を収めた頃に、ボーカルも無く、レコードジャケットに自分の写真も載っていないものをポリドールが『Piano Vibrations』として出したのを知って、自分にとっては不運なことであり、自分とともにストローブスと契約したA&Mは激怒した」。（抄訳）