NetCommons(ネットコモンズ)は、PHP、MySQLなどの上で動作するコンテンツ管理システム(CMS)であり、国立情報学研究所NetCommonsプロジェクトが開発している。「ネットの上で共有財産・共有知(コモンズ)を築く」ということが名前の由来。 NetCommons1.x系はXOOPSをベースに開発されGPLライセンスの下で公開されていた。一方、2008年8月にリリースされたNetCommons2.0以降の2系バージョンはMapleを土台にスクラッチから開発され、FreeBSDライセンスの下で公開されている。CMSには珍しく30以上の基本モジュールを同梱しているため標準パッケージのインストールには約30MBを要る。なお、NetCommons1.x系については2014年9月30日にサポートが終了。 当初は教育機関向けのe-Learningシステムとしての認識が強く、学校や大学等教育機関が主たるユーザだったが、多種多様なWebサイトを短時間で構築できることが認識され、それ以外のウェブサイトの構築でも利用が広がっている。2017年現在、神戸市の全小・中学校、福島県の600校を超える小・中・高校・特別支援、埼玉県の全県立高学校、東京大学の教養教育向けのポータルサイトシステムなど、全国で5,000を超える機関で活用されている。

Property Value
dbo:abstract
  • NetCommons(ネットコモンズ)は、PHP、MySQLなどの上で動作するコンテンツ管理システム(CMS)であり、国立情報学研究所NetCommonsプロジェクトが開発している。「ネットの上で共有財産・共有知(コモンズ)を築く」ということが名前の由来。 NetCommons1.x系はXOOPSをベースに開発されGPLライセンスの下で公開されていた。一方、2008年8月にリリースされたNetCommons2.0以降の2系バージョンはMapleを土台にスクラッチから開発され、FreeBSDライセンスの下で公開されている。CMSには珍しく30以上の基本モジュールを同梱しているため標準パッケージのインストールには約30MBを要る。なお、NetCommons1.x系については2014年9月30日にサポートが終了。 2016年8月にリリースされたNetCommons3はスマートフォンの対応を強化し、管理機能を含むほとんどの機能をスマートフォンで操作できるようになった。また、自動テストへの対応を強化することで、環境の変化に対応しやすくし、インフラのバージョンアップに対応しやすくした。フレームワークには利用者の多いCakePHP2を採用し、プログラム開発者がプラグインの追加開発をしやすくした。デザインのフレームワークにおいても、Bootstrap3を採用し、テーマの作成でWebデザイナが参加しやすいように考えられている。 当初は教育機関向けのe-Learningシステムとしての認識が強く、学校や大学等教育機関が主たるユーザだったが、多種多様なWebサイトを短時間で構築できることが認識され、それ以外のウェブサイトの構築でも利用が広がっている。2017年現在、神戸市の全小・中学校、福島県の600校を超える小・中・高校・特別支援、埼玉県の全県立高学校、東京大学の教養教育向けのポータルサイトシステムなど、全国で5,000を超える機関で活用されている。 2007年にはNetCommonsを普及する目的でNPO法人コモンズネットが設立され、会員企業が100社を超え(2010年)、企業による普及活動も活発化している。 (ja)
  • NetCommons(ネットコモンズ)は、PHP、MySQLなどの上で動作するコンテンツ管理システム(CMS)であり、国立情報学研究所NetCommonsプロジェクトが開発している。「ネットの上で共有財産・共有知(コモンズ)を築く」ということが名前の由来。 NetCommons1.x系はXOOPSをベースに開発されGPLライセンスの下で公開されていた。一方、2008年8月にリリースされたNetCommons2.0以降の2系バージョンはMapleを土台にスクラッチから開発され、FreeBSDライセンスの下で公開されている。CMSには珍しく30以上の基本モジュールを同梱しているため標準パッケージのインストールには約30MBを要る。なお、NetCommons1.x系については2014年9月30日にサポートが終了。 2016年8月にリリースされたNetCommons3はスマートフォンの対応を強化し、管理機能を含むほとんどの機能をスマートフォンで操作できるようになった。また、自動テストへの対応を強化することで、環境の変化に対応しやすくし、インフラのバージョンアップに対応しやすくした。フレームワークには利用者の多いCakePHP2を採用し、プログラム開発者がプラグインの追加開発をしやすくした。デザインのフレームワークにおいても、Bootstrap3を採用し、テーマの作成でWebデザイナが参加しやすいように考えられている。 当初は教育機関向けのe-Learningシステムとしての認識が強く、学校や大学等教育機関が主たるユーザだったが、多種多様なWebサイトを短時間で構築できることが認識され、それ以外のウェブサイトの構築でも利用が広がっている。2017年現在、神戸市の全小・中学校、福島県の600校を超える小・中・高校・特別支援、埼玉県の全県立高学校、東京大学の教養教育向けのポータルサイトシステムなど、全国で5,000を超える機関で活用されている。 2007年にはNetCommonsを普及する目的でNPO法人コモンズネットが設立され、会員企業が100社を超え(2010年)、企業による普及活動も活発化している。 (ja)
dbo:latestReleaseVersion
  • 3.3.5
dbo:wikiPageExternalLink
dbo:wikiPageID
  • 1297415 (xsd:integer)
dbo:wikiPageLength
  • 4662 (xsd:nonNegativeInteger)
dbo:wikiPageRevisionID
  • 92262060 (xsd:integer)
dbo:wikiPageWikiLink
prop-ja:wikiPageUsesTemplate
prop-ja:ライセンス
  • GNU GPL(NetCommons1.×系) FreeBSD(NetCommons2.×系) FreeBSD(NetCommons3.×系) (ja)
  • GNU GPL(NetCommons1.×系) FreeBSD(NetCommons2.×系) FreeBSD(NetCommons3.×系) (ja)
prop-ja:公式サイト
prop-ja:名称
  • NetCommons (ja)
  • NetCommons (ja)
prop-ja:最新版
  • 3.300000 (xsd:double)
prop-ja:種別
prop-ja:開発元
dct:subject
rdf:type
rdfs:comment
  • NetCommons(ネットコモンズ)は、PHP、MySQLなどの上で動作するコンテンツ管理システム(CMS)であり、国立情報学研究所NetCommonsプロジェクトが開発している。「ネットの上で共有財産・共有知(コモンズ)を築く」ということが名前の由来。 NetCommons1.x系はXOOPSをベースに開発されGPLライセンスの下で公開されていた。一方、2008年8月にリリースされたNetCommons2.0以降の2系バージョンはMapleを土台にスクラッチから開発され、FreeBSDライセンスの下で公開されている。CMSには珍しく30以上の基本モジュールを同梱しているため標準パッケージのインストールには約30MBを要る。なお、NetCommons1.x系については2014年9月30日にサポートが終了。 当初は教育機関向けのe-Learningシステムとしての認識が強く、学校や大学等教育機関が主たるユーザだったが、多種多様なWebサイトを短時間で構築できることが認識され、それ以外のウェブサイトの構築でも利用が広がっている。2017年現在、神戸市の全小・中学校、福島県の600校を超える小・中・高校・特別支援、埼玉県の全県立高学校、東京大学の教養教育向けのポータルサイトシステムなど、全国で5,000を超える機関で活用されている。 (ja)
  • NetCommons(ネットコモンズ)は、PHP、MySQLなどの上で動作するコンテンツ管理システム(CMS)であり、国立情報学研究所NetCommonsプロジェクトが開発している。「ネットの上で共有財産・共有知(コモンズ)を築く」ということが名前の由来。 NetCommons1.x系はXOOPSをベースに開発されGPLライセンスの下で公開されていた。一方、2008年8月にリリースされたNetCommons2.0以降の2系バージョンはMapleを土台にスクラッチから開発され、FreeBSDライセンスの下で公開されている。CMSには珍しく30以上の基本モジュールを同梱しているため標準パッケージのインストールには約30MBを要る。なお、NetCommons1.x系については2014年9月30日にサポートが終了。 当初は教育機関向けのe-Learningシステムとしての認識が強く、学校や大学等教育機関が主たるユーザだったが、多種多様なWebサイトを短時間で構築できることが認識され、それ以外のウェブサイトの構築でも利用が広がっている。2017年現在、神戸市の全小・中学校、福島県の600校を超える小・中・高校・特別支援、埼玉県の全県立高学校、東京大学の教養教育向けのポータルサイトシステムなど、全国で5,000を超える機関で活用されている。 (ja)
rdfs:label
  • NetCommons (ja)
  • NetCommons (ja)
prov:wasDerivedFrom
foaf:homepage
foaf:isPrimaryTopicOf
foaf:name
  • NetCommons (ja)
  • NetCommons (ja)
is dbo:wikiPageWikiLink of
is prop-ja:提供サービス of
is owl:sameAs of
is foaf:primaryTopic of