『1980アイコ十六歳』(1980あいこじゅうろくさい)は、堀田あけみの小説。名古屋を舞台に、弓道部に所属する高校生三田アイコの学園生活を描いた物語。堀田は愛知県立中村高校在学中の1981年、本作により当時史上最年少の17歳で文藝賞を受賞した。単行本は同年12月に河出書房新社より出版されている。 好きなおしゃべりをしているときの気持ちが描写されているなど、高校生の年代の女性の気持ちを描写した小説として、同世代の共感と、他世代の評価を得た。『アイコ十六歳』のタイトルでテレビドラマ・映画も作られ、テレビドラマは続編も制作されている。『1980アイコ16歳』のタイトルで漫画版が飯塚修子の作画で発表されている。tbsテレビの市川哲夫が、河出書房からドラマ化権をいち早く獲得。アイドルだった伊藤つかさを主演にドラマ化した。母役に加賀まりこ、先生役に大谷直子、学生起業家に三浦洋一。クラスメートに、三田寛子、遠野友理らを配し、ヒット作となった。音楽には、市川は桑田佳祐を起用すべくアミューズに打診したが、桑田はスコアは書けないと断られた。しかし、アミューズは、企画には関心を持ち、翌年富田靖子で映画化した。