15 cm sIG 33(schweres Infanteriegeschütz 33、重歩兵砲33年型)は、ナチス・ドイツが第二次世界大戦で使用した歩兵砲である。歩兵部隊を火力支援する榴弾砲として1927年、ラインメタル社によって開発が始められ、1933年に制式化された。歩兵連隊の歩兵砲中隊に2門ずつが装備された。歩兵部隊自体が装備する火砲としては最も大口径かつ強力であり、厳重に防護された敵拠点の制圧に威力を発揮、1945年の終戦間際まで生産が続けられた。しかし一方で、短い射程と比べて重量がかさむため、戦車車台に搭載された自走砲も各種開発・運用された。