10.19(じってんいちきゅう)は、1988年10月19日に川崎球場(神奈川県川崎市川崎区)でダブルヘッダーにより行われた、日本プロ野球のパシフィック・リーグ(以下「パ・リーグ」)の近鉄バファローズ(以下「近鉄」)対ロッテオリオンズ(以下「ロッテ」)第25・26回戦を指す通称である。 近鉄が「10.19」で連勝すれば近鉄のパ・リーグ優勝が決定し、近鉄が1回でも敗れるか引き分けるかで西武ライオンズの優勝が決定するという状況のもと、近鉄が第2試合で引き分けて西武のリーグ優勝が決まった。川崎球場は超満員となり、第2試合途中から急遽全国的にテレビ中継が放送され、関西地区では46.7%の高視聴率を記録した。 2010年にNPBが行った「最高の試合」「名勝負・名場面」調査では、監督およびコーチ、報道関係者の両者が「最高の試合」の第2位にこの試合を選んでいる。 この項目では、翌1989年10月12日に行われた(西武球場)と、「10.19」で優勝を逃した近鉄が1年越しで達成したリーグ優勝についても記述する。