長崎聞役(ながさきききやく)は、江戸時代に西国の14藩が長崎に置いた役職である。ただし、藩内において別呼称を使用していた藩もある。 聞役という語は、 1. * 諸藩の留守居役。 2. * 江戸幕府の目付の呼称。 3. * 長崎の隠れキリシタンの集団の中で、洗礼などの儀式の準備や手助けをし、教会暦を各戸に知らせる任務を負った者。 等にも使われるが、ここでは西国諸藩が長崎に設置した蔵屋敷に詰め、情報収集や奉行との折衝を勤めた聞役のことを扱う。