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- 白い竜(しろいりゅう、英: White dragon、羅: albus draco)は、アーサー王伝説等に登場する白いドラゴンである。 サクソン人やアングル人は、ローマ軍の軍旗のドラゴンを見てこれを真似し、時折、これを彼らの軍旗として用いた。当時のゲルマン人にとって白いドラゴンは民族的象徴であった。ローマ軍撤退によって生じた軍事力不在のブリテン島にサクソン人やアングル人が渡来した。そこでブリトン人とサクソン人の戦いが始まった。赤い竜と白い竜はその民族の争いの象徴でもあった。 キャロル・ローズは著書『世界の怪物・神獣事典』で、ウェールズの伝説に登場する赤白2頭のドラゴンのうち、赤い方をウェールズ語で Y Ddraig Goch (ア・ドライグ・ゴッホ)、白い方を Gwiber (英語読みでグウィバー)と呼んでいるが、『ブリトン人の歴史』では、赤白いずれのドラゴンもワーム(羅: vermis)にしてドラゴン(羅: draco)である。なお、ウェールズ語の gwiber (グイベル)は、現在はクサリヘビ、特にヨーロッパクサリヘビ(ブリテン島に生息する唯一の毒蛇)を指すが、かつてはウェールズの民間伝承におけるワイバーンのような有翼の蛇を意味する言葉でもあった。 (ja)
- 白い竜(しろいりゅう、英: White dragon、羅: albus draco)は、アーサー王伝説等に登場する白いドラゴンである。 サクソン人やアングル人は、ローマ軍の軍旗のドラゴンを見てこれを真似し、時折、これを彼らの軍旗として用いた。当時のゲルマン人にとって白いドラゴンは民族的象徴であった。ローマ軍撤退によって生じた軍事力不在のブリテン島にサクソン人やアングル人が渡来した。そこでブリトン人とサクソン人の戦いが始まった。赤い竜と白い竜はその民族の争いの象徴でもあった。 キャロル・ローズは著書『世界の怪物・神獣事典』で、ウェールズの伝説に登場する赤白2頭のドラゴンのうち、赤い方をウェールズ語で Y Ddraig Goch (ア・ドライグ・ゴッホ)、白い方を Gwiber (英語読みでグウィバー)と呼んでいるが、『ブリトン人の歴史』では、赤白いずれのドラゴンもワーム(羅: vermis)にしてドラゴン(羅: draco)である。なお、ウェールズ語の gwiber (グイベル)は、現在はクサリヘビ、特にヨーロッパクサリヘビ(ブリテン島に生息する唯一の毒蛇)を指すが、かつてはウェールズの民間伝承におけるワイバーンのような有翼の蛇を意味する言葉でもあった。 (ja)
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- 解説 (ja)
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- 岩瀬ひさみ「ウエールズ、スコットランド、アイルランド 1 マーリンと二匹の龍」136-138頁 (ja)
- 岩瀬ひさみ「ウエールズ、スコットランド、アイルランド 解説」146-148頁 (ja)
- 岩瀬ひさみ「ウエールズ、スコットランド、アイルランド 2 空飛ぶ蛇」138-139頁 (ja)
- 岩瀬ひさみ「ウエールズ、スコットランド、アイルランド 1 マーリンと二匹の龍」136-138頁 (ja)
- 岩瀬ひさみ「ウエールズ、スコットランド、アイルランド 解説」146-148頁 (ja)
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- 白い竜(しろいりゅう、英: White dragon、羅: albus draco)は、アーサー王伝説等に登場する白いドラゴンである。 サクソン人やアングル人は、ローマ軍の軍旗のドラゴンを見てこれを真似し、時折、これを彼らの軍旗として用いた。当時のゲルマン人にとって白いドラゴンは民族的象徴であった。ローマ軍撤退によって生じた軍事力不在のブリテン島にサクソン人やアングル人が渡来した。そこでブリトン人とサクソン人の戦いが始まった。赤い竜と白い竜はその民族の争いの象徴でもあった。 キャロル・ローズは著書『世界の怪物・神獣事典』で、ウェールズの伝説に登場する赤白2頭のドラゴンのうち、赤い方をウェールズ語で Y Ddraig Goch (ア・ドライグ・ゴッホ)、白い方を Gwiber (英語読みでグウィバー)と呼んでいるが、『ブリトン人の歴史』では、赤白いずれのドラゴンもワーム(羅: vermis)にしてドラゴン(羅: draco)である。なお、ウェールズ語の gwiber (グイベル)は、現在はクサリヘビ、特にヨーロッパクサリヘビ(ブリテン島に生息する唯一の毒蛇)を指すが、かつてはウェールズの民間伝承におけるワイバーンのような有翼の蛇を意味する言葉でもあった。 (ja)
- 白い竜(しろいりゅう、英: White dragon、羅: albus draco)は、アーサー王伝説等に登場する白いドラゴンである。 サクソン人やアングル人は、ローマ軍の軍旗のドラゴンを見てこれを真似し、時折、これを彼らの軍旗として用いた。当時のゲルマン人にとって白いドラゴンは民族的象徴であった。ローマ軍撤退によって生じた軍事力不在のブリテン島にサクソン人やアングル人が渡来した。そこでブリトン人とサクソン人の戦いが始まった。赤い竜と白い竜はその民族の争いの象徴でもあった。 キャロル・ローズは著書『世界の怪物・神獣事典』で、ウェールズの伝説に登場する赤白2頭のドラゴンのうち、赤い方をウェールズ語で Y Ddraig Goch (ア・ドライグ・ゴッホ)、白い方を Gwiber (英語読みでグウィバー)と呼んでいるが、『ブリトン人の歴史』では、赤白いずれのドラゴンもワーム(羅: vermis)にしてドラゴン(羅: draco)である。なお、ウェールズ語の gwiber (グイベル)は、現在はクサリヘビ、特にヨーロッパクサリヘビ(ブリテン島に生息する唯一の毒蛇)を指すが、かつてはウェールズの民間伝承におけるワイバーンのような有翼の蛇を意味する言葉でもあった。 (ja)
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- 白い竜 (ウェールズの伝承) (ja)
- 白い竜 (ウェールズの伝承) (ja)
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