『異邦人』(いりびと)は、日本の小説家原田マハによる小説である。 『文蔵』に2012年5月号から2014年4月号までに連載されたのち、単行本が2015年2月24日にPHP研究所より刊行された。単行本の装幀は、アルビレオにより、装画には、高山辰雄『いだく』(東京国立近代美術館蔵)が採用されている。同年、第3回京都本大賞で最終候補作に選ばれる。 文庫版は、2018年3月8日にPHP文芸文庫より刊行された。同年、第6回京都本大賞を受賞する。 著者の原田は、本作を着想したきっかけとして、2011年に、原子力発電所の事故の影響から逃れるために、京都に避難してきた母子を何組も見かけたことを挙げている。 2021年11月、高畑充希主演でテレビドラマ化された。