汨羅江(べきらこう、簡体字: 汨罗江; 拼音: mìluó jiāng、英語: Miluo River)は、中華人民共和国を流れる川の一つで、洞庭湖に注ぐ長江右岸の支流。湖南省の北東部を流れる。周代の諸侯国の一つ、羅国の遺民が住んだことからこの名がある。長さは250km。 汨羅江は江西省修水県黄龍山の梨樹堝に発する汨水(べきすい)が源流である。修水県の白石橋を経て、龍門で湖南省岳陽市平江県に入る。西へ流れて平江県の中心市街地を流れ、汨羅市で羅水と合流して汨羅江となり、北西へ向きを変え磊石郷へ流れ、汨羅江口で洞庭湖に注ぐ。 汨羅江には南北二つの大きな支流があるが、南の支流・汨水が主流となっている。北の支流は羅水と呼ばれ、汨羅市の屈譚(大丘湾)で合流している。汨水からの本流の長さは253km、洞庭湖の東側では最大の河川である。