標高(ひょうこう、Elevation)は、最も一般的にはジオイドから鉛直方向に測った高さをいう。等電位の重力の面として地球の海面からの基準を数学モデル( 測地系§垂直基準参照)で表す地理学的位置の固定基準点。標高という用語は、主に地球の表面上の高さ地点を指すときに使用され、平均海水面を0メートルとしていることから海抜高度とも呼ばれるが、地理ポテンシャルとしての高さは、飛行中の航空機や軌道上の宇宙船など表面上のポイントにも使用され、深さなど表面下のポイントにも使用する。 したがって標高は、地球の中心からの距離ではないので、注意が必要。ただし、赤道の膨らみにより、エベレスト山とチンボラソ山頂はそれぞれ最大標高と最大の地心距離を持っていることが知られる。 日本において地図上に等高線で表される高さを表記した数字は東京湾平均海面がジオイドに一致すると仮定して、東京湾平均海面からの高さを表記してそれを標高としている。この標高には固有の名称がなく、「東京湾平均海面からの高さ」と表現しているが、基準となっている東京湾平均海面をT.P.(ティービー)と称する。