昭和精吾事務所(しょうわせいごじむしょ)は、演劇実験室・天井桟敷のマイクアジテーターであった昭和精吾が1984年に設立した日本の劇団。 おもに寺山修司作品を上演し、アングラの潮流にある。舞台装置もなく、声の力だけで情景を鮮明に想起させる語りは、その情報量の多さから「言葉の洪水」などと評される。 2015年、昭和精吾の急逝を受け、17年劇団を支えてきた俳優、イッキを中心とした新体制で活動再開。岸田理生アバンギャルドフェスティバルへの参加や、音楽家・西邑卓哲を音楽統括に迎え、映像と語りをリンクさせる麻人楽音楽劇など、技術の保存のみにとどまらず、新機軸にて精力的に活動している。 2021年、航跡主宰の俳優・梶原航が加入。 公式マスコットは白い犬の「シロ」。レパートリーである『仮面劇・犬神』に登場する大きな犬の生首。