国際放送(こくさいほうそう、英語: International broadcasting)とは、国外の(国境の外側の)受信者に届ける目的で行う放送のこと。 国際放送は短波や中波を主体として行われている。世界的にみると国と国は地上の国境線で隣接している場合のほうが多いわけであるが、そういう一般的な国境は中波(や長波)で越えられるので中波もしばしば用いられる。短波は小さな出力でも遠距離に到達するため、遠距離へ届けることを意図した場合は好んで利用されている。(日本のように海で囲まれて隣国から離れてしまっている特殊な国で受信できるのはほとんどが短波になってしまい、日本人リスナーは中波の国際放送をほぼ聞いたことがないという状況を生んでいるが、これは世界的に見るとやや特殊な状況である。) テレビジョン放送は一般的に光ファイバー回線、通信衛星などを介し、衛星の直接受信・ケーブルテレビ局等を通じて配信される。

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  • 国際放送(こくさいほうそう、英語: International broadcasting)とは、国外の(国境の外側の)受信者に届ける目的で行う放送のこと。 国際放送は短波や中波を主体として行われている。世界的にみると国と国は地上の国境線で隣接している場合のほうが多いわけであるが、そういう一般的な国境は中波(や長波)で越えられるので中波もしばしば用いられる。短波は小さな出力でも遠距離に到達するため、遠距離へ届けることを意図した場合は好んで利用されている。(日本のように海で囲まれて隣国から離れてしまっている特殊な国で受信できるのはほとんどが短波になってしまい、日本人リスナーは中波の国際放送をほぼ聞いたことがないという状況を生んでいるが、これは世界的に見るとやや特殊な状況である。) テレビジョン放送は一般的に光ファイバー回線、通信衛星などを介し、衛星の直接受信・ケーブルテレビ局等を通じて配信される。 もともとヨーロッパなどではある国で行っている長波(中波)でのラジオ放送が、国境を越えて隣国の住人にも受信され聴かれているということはしばしば起きていたが、それは特に意図的に行われていたわけではなかった。このように電波というのは「国境線」という人間が政治的に作りだしてしまった地図上の架空の線などおかまいなしに、物理的な条件だけに従って国境線は楽々と超えて飛んでゆくという性質を持っているので、その性質を利用して1920年代あたりから、ある国の政府が意図的に、自国の主義・主張、プロパガンダなどを周辺国の住民へ聞かせることで政治的な影響力を及ぼそうとすることが行われるようになり(そしてプロパガンダ合戦ともなり)、またそれ以外にも、自国から離れた植民地に住み自国(母国)の情報を聞きたがっている自国民に向けて自国語で放送を届けるということが行われるようになった。また世界的な宗教組織で世界各国に合計数億人以上の信徒を擁する(2018年時点では13億人弱)カトリックでは、国境線にこだわっているわけにはゆかず、世界各国の信徒に放送を届けるために1931年には短波で10kWで放送を開始し、1936年にはITUもバチカン放送に対して「特例」としていかなる地理的な制限の影響も受けずに放送を行う許可を出し、1937年12月には同放送局は25kWの送信機で放送を行うようになり、(世界各国の信徒の話す言語はさまざまなので)多言語に対応するためにチャンネル数を増やしていった。 国際放送は、各国で運用されるにあたり、法規が制定され、その法規では(必然的に冒頭部あたりで)用語の定義がされることになるが、たとえば日本では(日本側からの国際放送を定義するために)放送法第2条第5号に「外国において受信されることを目的とする放送であつて、中継国際放送及び協会国際衛星放送以外のもの」と定義した(ただし、これはあくまで日本側が行う国際放送の業務を行うために法規の用語として定義文をまず作成したにすぎず、世界に通用する一般概念として定義したわけではない。たとえば「協会国際衛星放送」などはあくまで日本国内だけの用語であり、一般概念としては通用しない。)総務省令基幹放送局の開設の根本的基準第2条第4号にも同様に定義しており、放送法施行規則別表第5号第1国内放送等の基幹放送の区分(2)にも区分されているので、基幹放送の一種でもある。促音の表記は原文ママ (ja)
  • 国際放送(こくさいほうそう、英語: International broadcasting)とは、国外の(国境の外側の)受信者に届ける目的で行う放送のこと。 国際放送は短波や中波を主体として行われている。世界的にみると国と国は地上の国境線で隣接している場合のほうが多いわけであるが、そういう一般的な国境は中波(や長波)で越えられるので中波もしばしば用いられる。短波は小さな出力でも遠距離に到達するため、遠距離へ届けることを意図した場合は好んで利用されている。(日本のように海で囲まれて隣国から離れてしまっている特殊な国で受信できるのはほとんどが短波になってしまい、日本人リスナーは中波の国際放送をほぼ聞いたことがないという状況を生んでいるが、これは世界的に見るとやや特殊な状況である。) テレビジョン放送は一般的に光ファイバー回線、通信衛星などを介し、衛星の直接受信・ケーブルテレビ局等を通じて配信される。 もともとヨーロッパなどではある国で行っている長波(中波)でのラジオ放送が、国境を越えて隣国の住人にも受信され聴かれているということはしばしば起きていたが、それは特に意図的に行われていたわけではなかった。このように電波というのは「国境線」という人間が政治的に作りだしてしまった地図上の架空の線などおかまいなしに、物理的な条件だけに従って国境線は楽々と超えて飛んでゆくという性質を持っているので、その性質を利用して1920年代あたりから、ある国の政府が意図的に、自国の主義・主張、プロパガンダなどを周辺国の住民へ聞かせることで政治的な影響力を及ぼそうとすることが行われるようになり(そしてプロパガンダ合戦ともなり)、またそれ以外にも、自国から離れた植民地に住み自国(母国)の情報を聞きたがっている自国民に向けて自国語で放送を届けるということが行われるようになった。また世界的な宗教組織で世界各国に合計数億人以上の信徒を擁する(2018年時点では13億人弱)カトリックでは、国境線にこだわっているわけにはゆかず、世界各国の信徒に放送を届けるために1931年には短波で10kWで放送を開始し、1936年にはITUもバチカン放送に対して「特例」としていかなる地理的な制限の影響も受けずに放送を行う許可を出し、1937年12月には同放送局は25kWの送信機で放送を行うようになり、(世界各国の信徒の話す言語はさまざまなので)多言語に対応するためにチャンネル数を増やしていった。 国際放送は、各国で運用されるにあたり、法規が制定され、その法規では(必然的に冒頭部あたりで)用語の定義がされることになるが、たとえば日本では(日本側からの国際放送を定義するために)放送法第2条第5号に「外国において受信されることを目的とする放送であつて、中継国際放送及び協会国際衛星放送以外のもの」と定義した(ただし、これはあくまで日本側が行う国際放送の業務を行うために法規の用語として定義文をまず作成したにすぎず、世界に通用する一般概念として定義したわけではない。たとえば「協会国際衛星放送」などはあくまで日本国内だけの用語であり、一般概念としては通用しない。)総務省令基幹放送局の開設の根本的基準第2条第4号にも同様に定義しており、放送法施行規則別表第5号第1国内放送等の基幹放送の区分(2)にも区分されているので、基幹放送の一種でもある。促音の表記は原文ママ (ja)
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  • 国際放送(こくさいほうそう、英語: International broadcasting)とは、国外の(国境の外側の)受信者に届ける目的で行う放送のこと。 国際放送は短波や中波を主体として行われている。世界的にみると国と国は地上の国境線で隣接している場合のほうが多いわけであるが、そういう一般的な国境は中波(や長波)で越えられるので中波もしばしば用いられる。短波は小さな出力でも遠距離に到達するため、遠距離へ届けることを意図した場合は好んで利用されている。(日本のように海で囲まれて隣国から離れてしまっている特殊な国で受信できるのはほとんどが短波になってしまい、日本人リスナーは中波の国際放送をほぼ聞いたことがないという状況を生んでいるが、これは世界的に見るとやや特殊な状況である。) テレビジョン放送は一般的に光ファイバー回線、通信衛星などを介し、衛星の直接受信・ケーブルテレビ局等を通じて配信される。 (ja)
  • 国際放送(こくさいほうそう、英語: International broadcasting)とは、国外の(国境の外側の)受信者に届ける目的で行う放送のこと。 国際放送は短波や中波を主体として行われている。世界的にみると国と国は地上の国境線で隣接している場合のほうが多いわけであるが、そういう一般的な国境は中波(や長波)で越えられるので中波もしばしば用いられる。短波は小さな出力でも遠距離に到達するため、遠距離へ届けることを意図した場合は好んで利用されている。(日本のように海で囲まれて隣国から離れてしまっている特殊な国で受信できるのはほとんどが短波になってしまい、日本人リスナーは中波の国際放送をほぼ聞いたことがないという状況を生んでいるが、これは世界的に見るとやや特殊な状況である。) テレビジョン放送は一般的に光ファイバー回線、通信衛星などを介し、衛星の直接受信・ケーブルテレビ局等を通じて配信される。 (ja)
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