メソニクス目(めそにくすもく、Mesonychia)は、哺乳類の絶滅した系統で、中型から大型の肉食動物である。 無肉歯目(むにくしもく、Acreodi)とも呼ぶ。ただし、メソニクス目に近縁な可能性のあるアンドリューサルクスなどを加えた群を無肉歯類としてメソニクス目と区別することもある が、それらは実際は近縁でない可能性が高い。 かつては鯨類と近縁であるとされ、鯨類+メソニクス目を (Cete) と呼び、これを類鯨目としてその中に鯨亜目とメソニクス亜目を置くこともあったが、鯨偶蹄類に特有の距骨の両滑車構造を持たないことなどから、現在では鯨類の祖先ではないと考えられている。