シカゴ科学産業博物館(Museum of Science and Industry, Chicago)は、アメリカ合衆国イリノイ州シカゴにある博物館。ミシガン湖の近く、シカゴ南部のハイド・パーク地区にあるジャクソン・パーク内に所在。 建物は1893年開催のシカゴ万国博覧会においてパレス・オブ・ファイン・アーツとして使われたものである。ジュリアス・ローゼンウォルド(シアーズ・ローバック社社長、篤志家)からの寄贈を元に、1933年のシカゴ万国博覧会期間中に開館した。 多種多様な展示物には、炭鉱、第二次世界大戦中に鹵獲されたドイツの潜水艦U-505、ボーイング727、330平米の鉄道模型、流線型の高速列車パイオニア・ゼファー、NASAのアポロ8号計画で使われた宇宙船などがある。 2007年の入場者数はシカゴの文化施設の中で2番目。1998年以来、館長はデビッド・モセナ(David R. Mosena)が務める。