『サラマンダー殲滅』(サラマンダーせんめつ)は、梶尾真治による長編SF小説。『獅子王』(朝日ソノラマ)で1988年4月号から1988年12月号と1989年3月号から1990年7月号まで連載された。 1991年に第12回日本SF大賞を受賞した。1991年にはNHK-FM放送の『サウンド夢工房』でラジオドラマが放送されている。 毎日新聞書評欄SF時評(1990年12月)で大森望は、「宇宙規模のテロリスト組織による爆弾テロに巻き込まれて夫と娘を失った平凡な主婦が、テロリスト組織に復讐を挑む」とアニメや安っぽいスペースオペラのような設定を緻密なディテールによってSFとしてのリアリティを支えることで、一級のエンターテイメントSFになったと評している。