麒麟(きりん、拼音: qílín チーリン)は、中国神話に現れる伝説上の動物(瑞獣)の一種。「麒」が雄で「麟」が雌を表すとされるが、通常は「麒麟」と雌雄同体で表記される。(「鳳凰」も参照の事) 泰平の世に現れる。獣類の長とされ、鳥類の長たる鳳凰と比せられ、しばしば対に扱われる。ただし『淮南子』によれば、応竜がを、建馬は麒麟を、麒麟は諸獣を生んだのに対し、鳳凰は鸞鳥を、鸞鳥が諸鳥を生んだとされており、麒麟と対応するのは正確には鳳凰より生まれた鸞鳥となっている。 日本語と朝鮮語では、この伝説上の動物に似た実在の動物も「麒麟」(キリン)と呼ぶ。