高美湿地(こうびしっち、繁体字中国語: 高美濕地)は台湾台中市清水区西部、台湾海峡と大甲渓河口の汽水域にある湿地。一帯は高美野生動物保護区として生態系が保護されている。「台湾のウユニ塩湖」とも称されている。 かつては海水浴場だったが、戦後に台中港北岸で砂堤防が築かれて以降に大甲渓との間に砂礫が堆積し、現在の湿地帯となった。保護区は清水大排と大甲渓の2ヶ所から淡水が流入し、ウキヤガラ属の(現地呼称:雲林莞草、学名:Bolboschoenus planiculmis)やオギノツメ属の(現地呼称:大安水蓑衣、学名:Hygrophila pogonocalyx)などの絶滅危惧種かつ台湾固有種の動植物が生息している。