高徳藩(たかとくはん)は、江戸時代幕末期から明治初年にかけて下野国に所在した藩。藩庁は塩谷郡高徳村の高徳陣屋(現在の栃木県日光市高徳)。宇都宮藩の一門で重臣であった戸田忠至が、山陵奉行としての功績などにより本家から1万石の分知を受け、独立の大名として認められた。成立は1866年で、江戸幕府のもとで最後に生まれた藩である。明治維新期の所領替えにより、1870年に下総国曽我野藩に移転して廃藩となった。