高カロリー輸液(こうカロリーゆえき、Total Parenteral Nutrition、TPN)は輸液の一種である。1960年代後半に開発された。高濃度のブドウ糖を含むことが多く、中心静脈経路から投与が原則となる消耗性疾患や消化器疾患などで長期間、経口摂取が出来ない時に使用する。IVH(Intravenous Hyperalimentation)とも呼び、在宅で高カロリー輸液を受ける時は在宅中心静脈栄養 (HPN: Home Parenteral Nutrition) とも呼称する。 1997年に、死亡を含む重症例が相次ぎ、厚生省がビタミンB1を投与するという通達を出した。