食の砂漠(しょくのさばく) あるいは フードデザート(英語: food desert)は、食料品店へのアクセスの低下や貧困・社会的孤立などによる食料品の供給体制の崩壊に加え、社会的弱者の集住が併発しているときに発生する社会問題である。 「フードデザート問題」という用語はイギリス政府により名付けられ、1990年代以降に学術研究が行われるようになった。日本では、中心商店街の衰退が進行した2000年頃から拡大し、その原因としての変化や社会的弱者の増加が挙げられる。 フードデザート問題は単なる買い物弱者問題ではなく、本質的には社会的排除であり、対策の上では買い物弱者問題と社会的排除問題の両方に取り組む必要がある。