『風のかたみ』(かぜのかたみ)は、福永武彦が1968年に発表した、日本の小説。 平安時代、立身出世を夢見て百鬼夜行する京の都へやってきた実直な青年。彼の主家の娘へ寄せる一途で激しい想いと娘の秘めた初恋が引き起こした若者たちの悲劇の顛末を、『今昔物語』に題材を得て無常観を根底に描いた王朝ロマン。 後に映画及び舞台化された。