類韻(るいいん、母音韻、Assonance)は、句(フレーズ)やセンテンスの中に押韻を生む母音の響きの繰り返し。頭韻や子音韻とともに詩の素材の1つである。 * Do you like blue? この句の中には、「oo」(ou/ue)の響きが繰り返されていて、それが類韻である。 類韻は、散文以上に韻文(韻律)の特徴である。英語詩(おもに近現代の)に使われる。古フランス語、スペイン語、ケルト語派においても特に重要なものである。 類韻は、短い詩の形式をとることが多いことわざを作る際にも使われる。エチオピアのオロモ語(en:Oromo language)の次のことわざは、1つの母音だけしか使っていない。類韻の極端な例である。 * kan mana baala, aʔlaa gaala - 大意「家には葉っぱ一つ、でもよそにはラクダ」。彼のことをよく知らない人たちの中で大きな名声を得ている人。

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  • 類韻(るいいん、母音韻、Assonance)は、句(フレーズ)やセンテンスの中に押韻を生む母音の響きの繰り返し。頭韻や子音韻とともに詩の素材の1つである。 * Do you like blue? この句の中には、「oo」(ou/ue)の響きが繰り返されていて、それが類韻である。 類韻は、散文以上に韻文(韻律)の特徴である。英語詩(おもに近現代の)に使われる。古フランス語、スペイン語、ケルト語派においても特に重要なものである。 * Hear the mellow wedding bells. — エドガー・アラン・ポー『鐘のうた(鐘のさまざま)』(en:The Bells) * And murmuring of innumerable bees - アルフレッド・テニスン『The Princess(王女)』VII.203 * The crumbling thunder of seas - ロバート・ルイス・スティーヴンソン * That solitude which suits abstruser musings - サミュエル・テイラー・コールリッジ * Dead in da middle of little Italy, little did we know that we riddled some middle men who didn't do diddily." - Big Pun(アメリカのラッパー、en:Big Pun) * It's hot and it's monotonous. - スティーヴン・ソンドハイムのミュージカル『Sunday in the Park with George』の1曲『It's Hot Up Here』( en:Sunday in the Park with George) * tunditur unda - 古代ローマの詩人ガイウス・ウァレリウス・カトゥルスの第11歌(en:Catullus 11) * The sound of the ground is a noun. - en:somewhere 類韻は、短い詩の形式をとることが多いことわざを作る際にも使われる。エチオピアのオロモ語(en:Oromo language)の次のことわざは、1つの母音だけしか使っていない。類韻の極端な例である。 * kan mana baala, aʔlaa gaala - 大意「家には葉っぱ一つ、でもよそにはラクダ」。彼のことをよく知らない人たちの中で大きな名声を得ている人。 (ja)
  • 類韻(るいいん、母音韻、Assonance)は、句(フレーズ)やセンテンスの中に押韻を生む母音の響きの繰り返し。頭韻や子音韻とともに詩の素材の1つである。 * Do you like blue? この句の中には、「oo」(ou/ue)の響きが繰り返されていて、それが類韻である。 類韻は、散文以上に韻文(韻律)の特徴である。英語詩(おもに近現代の)に使われる。古フランス語、スペイン語、ケルト語派においても特に重要なものである。 * Hear the mellow wedding bells. — エドガー・アラン・ポー『鐘のうた(鐘のさまざま)』(en:The Bells) * And murmuring of innumerable bees - アルフレッド・テニスン『The Princess(王女)』VII.203 * The crumbling thunder of seas - ロバート・ルイス・スティーヴンソン * That solitude which suits abstruser musings - サミュエル・テイラー・コールリッジ * Dead in da middle of little Italy, little did we know that we riddled some middle men who didn't do diddily." - Big Pun(アメリカのラッパー、en:Big Pun) * It's hot and it's monotonous. - スティーヴン・ソンドハイムのミュージカル『Sunday in the Park with George』の1曲『It's Hot Up Here』( en:Sunday in the Park with George) * tunditur unda - 古代ローマの詩人ガイウス・ウァレリウス・カトゥルスの第11歌(en:Catullus 11) * The sound of the ground is a noun. - en:somewhere 類韻は、短い詩の形式をとることが多いことわざを作る際にも使われる。エチオピアのオロモ語(en:Oromo language)の次のことわざは、1つの母音だけしか使っていない。類韻の極端な例である。 * kan mana baala, aʔlaa gaala - 大意「家には葉っぱ一つ、でもよそにはラクダ」。彼のことをよく知らない人たちの中で大きな名声を得ている人。 (ja)
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  • 類韻(るいいん、母音韻、Assonance)は、句(フレーズ)やセンテンスの中に押韻を生む母音の響きの繰り返し。頭韻や子音韻とともに詩の素材の1つである。 * Do you like blue? この句の中には、「oo」(ou/ue)の響きが繰り返されていて、それが類韻である。 類韻は、散文以上に韻文(韻律)の特徴である。英語詩(おもに近現代の)に使われる。古フランス語、スペイン語、ケルト語派においても特に重要なものである。 類韻は、短い詩の形式をとることが多いことわざを作る際にも使われる。エチオピアのオロモ語(en:Oromo language)の次のことわざは、1つの母音だけしか使っていない。類韻の極端な例である。 * kan mana baala, aʔlaa gaala - 大意「家には葉っぱ一つ、でもよそにはラクダ」。彼のことをよく知らない人たちの中で大きな名声を得ている人。 (ja)
  • 類韻(るいいん、母音韻、Assonance)は、句(フレーズ)やセンテンスの中に押韻を生む母音の響きの繰り返し。頭韻や子音韻とともに詩の素材の1つである。 * Do you like blue? この句の中には、「oo」(ou/ue)の響きが繰り返されていて、それが類韻である。 類韻は、散文以上に韻文(韻律)の特徴である。英語詩(おもに近現代の)に使われる。古フランス語、スペイン語、ケルト語派においても特に重要なものである。 類韻は、短い詩の形式をとることが多いことわざを作る際にも使われる。エチオピアのオロモ語(en:Oromo language)の次のことわざは、1つの母音だけしか使っていない。類韻の極端な例である。 * kan mana baala, aʔlaa gaala - 大意「家には葉っぱ一つ、でもよそにはラクダ」。彼のことをよく知らない人たちの中で大きな名声を得ている人。 (ja)
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  • 類韻 (ja)
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