『静かなドン』(しずかなドン、ロシア語: Тихий Дон)は、ロシアの小説家、ミハイル・ショーロホフの大河小説。『静かなるドン』とも。1926年から1940年の15年間にわたって発表された。第一次世界大戦・ロシア革命に翻弄された黒海沿岸のドン地方に生きるコサック達の、力強くも物悲しい生きざまを描いている。1965年のショーロホフのノーベル文学賞受賞ではこの作品の評価が大きく影響している。スターリンの愛読書だったといわれる。