雄大雲(ゆうだいうん、Congestus)とは、積雲に見られる雲種の1つ。雄大積雲ともいう。積雲は発達の過程で3つの雲種に分類されるが、雄大雲はそのうち最後の段階である。大気が不安定で、でき始めてから時間が経った積雲に見られることが多く、雲頂(雲のてっぺん)が盛り上がっていて雲底(雲の底)からの高さが非常に高いことが特徴。 "Congestus"はラテン語で「積み重ねる、積み上げる、蓄積する」といった意味があり、これにちなんで名づけられた。 積雲が上昇気流によって急速に成長していくと、雲頂は高度数千m、時には1万mを越すほど高くなる。シュークリーム型などと形容される前段階の並雲とは一線を画した規模であり、この点から両者を区別する。また、雄大雲の中で成長した雨粒や氷の粒はやがて落下し始めるが、雨や雪、雹などが大量に落下し始めて雷も鳴るようになると、積乱雲と呼ぶ。雄大雲が積乱雲と違うのは、雷が確認されないこと、雲頂の少なくとも一部がほつれたり毛状になっていないことの2点である(気象観測の手引き・気象庁)。

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  • 雄大雲(ゆうだいうん、Congestus)とは、積雲に見られる雲種の1つ。雄大積雲ともいう。積雲は発達の過程で3つの雲種に分類されるが、雄大雲はそのうち最後の段階である。大気が不安定で、でき始めてから時間が経った積雲に見られることが多く、雲頂(雲のてっぺん)が盛り上がっていて雲底(雲の底)からの高さが非常に高いことが特徴。 "Congestus"はラテン語で「積み重ねる、積み上げる、蓄積する」といった意味があり、これにちなんで名づけられた。 積雲が上昇気流によって急速に成長していくと、雲頂は高度数千m、時には1万mを越すほど高くなる。シュークリーム型などと形容される前段階の並雲とは一線を画した規模であり、この点から両者を区別する。また、雄大雲の中で成長した雨粒や氷の粒はやがて落下し始めるが、雨や雪、雹などが大量に落下し始めて雷も鳴るようになると、積乱雲と呼ぶ。雄大雲が積乱雲と違うのは、雷が確認されないこと、雲頂の少なくとも一部がほつれたり毛状になっていないことの2点である(気象観測の手引き・気象庁)。 (ja)
  • 雄大雲(ゆうだいうん、Congestus)とは、積雲に見られる雲種の1つ。雄大積雲ともいう。積雲は発達の過程で3つの雲種に分類されるが、雄大雲はそのうち最後の段階である。大気が不安定で、でき始めてから時間が経った積雲に見られることが多く、雲頂(雲のてっぺん)が盛り上がっていて雲底(雲の底)からの高さが非常に高いことが特徴。 "Congestus"はラテン語で「積み重ねる、積み上げる、蓄積する」といった意味があり、これにちなんで名づけられた。 積雲が上昇気流によって急速に成長していくと、雲頂は高度数千m、時には1万mを越すほど高くなる。シュークリーム型などと形容される前段階の並雲とは一線を画した規模であり、この点から両者を区別する。また、雄大雲の中で成長した雨粒や氷の粒はやがて落下し始めるが、雨や雪、雹などが大量に落下し始めて雷も鳴るようになると、積乱雲と呼ぶ。雄大雲が積乱雲と違うのは、雷が確認されないこと、雲頂の少なくとも一部がほつれたり毛状になっていないことの2点である(気象観測の手引き・気象庁)。 (ja)
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  • 綿状、雲のてっぺんが盛り上がっていて規模が大きく高い (ja)
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  • あり(にわか雨やにわか雪が降ることがあるが、雷は伴わない) (ja)
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  • 地上付近~約10,000 (ja)
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  • 雄大雲(ゆうだいうん、Congestus)とは、積雲に見られる雲種の1つ。雄大積雲ともいう。積雲は発達の過程で3つの雲種に分類されるが、雄大雲はそのうち最後の段階である。大気が不安定で、でき始めてから時間が経った積雲に見られることが多く、雲頂(雲のてっぺん)が盛り上がっていて雲底(雲の底)からの高さが非常に高いことが特徴。 "Congestus"はラテン語で「積み重ねる、積み上げる、蓄積する」といった意味があり、これにちなんで名づけられた。 積雲が上昇気流によって急速に成長していくと、雲頂は高度数千m、時には1万mを越すほど高くなる。シュークリーム型などと形容される前段階の並雲とは一線を画した規模であり、この点から両者を区別する。また、雄大雲の中で成長した雨粒や氷の粒はやがて落下し始めるが、雨や雪、雹などが大量に落下し始めて雷も鳴るようになると、積乱雲と呼ぶ。雄大雲が積乱雲と違うのは、雷が確認されないこと、雲頂の少なくとも一部がほつれたり毛状になっていないことの2点である(気象観測の手引き・気象庁)。 (ja)
  • 雄大雲(ゆうだいうん、Congestus)とは、積雲に見られる雲種の1つ。雄大積雲ともいう。積雲は発達の過程で3つの雲種に分類されるが、雄大雲はそのうち最後の段階である。大気が不安定で、でき始めてから時間が経った積雲に見られることが多く、雲頂(雲のてっぺん)が盛り上がっていて雲底(雲の底)からの高さが非常に高いことが特徴。 "Congestus"はラテン語で「積み重ねる、積み上げる、蓄積する」といった意味があり、これにちなんで名づけられた。 積雲が上昇気流によって急速に成長していくと、雲頂は高度数千m、時には1万mを越すほど高くなる。シュークリーム型などと形容される前段階の並雲とは一線を画した規模であり、この点から両者を区別する。また、雄大雲の中で成長した雨粒や氷の粒はやがて落下し始めるが、雨や雪、雹などが大量に落下し始めて雷も鳴るようになると、積乱雲と呼ぶ。雄大雲が積乱雲と違うのは、雷が確認されないこと、雲頂の少なくとも一部がほつれたり毛状になっていないことの2点である(気象観測の手引き・気象庁)。 (ja)
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  • 雄大雲 (ja)
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