陽朔県(ようさく-けん)は中華人民共和国広西チワン族自治区桂林市に位置する県。漓江西岸に位置し、秀麗な景観があり、の詩『桂林山水』に「陽朔堪称甲桂林」とうたわれている。の南東端部に位置する。 陽朔県には「中国旅遊名県」の名誉がある。改革開放以来の対外開放の観光都市の第1陣として、陽朔はその美しく独特の風景により多くの観光客を呼び、観光業はすでに陽朔経済の支柱産業となった。 カルスト地形に属する自然景観は独特であり、桂林山水の精華が集まっている。比較的に名所とされる場所は洋人街である西街、映画「」の撮影が行われた大榕樹景区・月亮山・龍潭、ここ数年新しく開発された世外桃源風景区・胡蝶泉風景区など、その観光業の多彩さは道中の地元の農民をも驚き楽しませる。 映画監督の張芸謀指揮による大規模な山水を背景にした野外ショー「」には近年多くの観光客が訪れている。山水を舞台とした中国初の野外ショーで、何度も改善を行いながら上演されている。すでに陽朔観光の一つの名物にもなっている。 また陽朔には、漓江と碧蓮峰の下の摩崖石刻、徐悲鴻の旧居、孫中山の北伐講演の場所などいくつか人文景観もある。