上方歌舞伎(かみがたかぶき) 1. * 主に江戸時代の大坂と京都を中心に発展した歌舞伎の型・技法・演出・演技法・演目・劇壇などの総称。江戸の江戸歌舞伎に対比する上方歌舞伎(かみがた かぶき)のことをいう。 2. * 主に明治以降、関西の大歌舞伎やその一座・劇壇などの総称。特に戦後昭和になって上方で活動する歌舞伎役者の数が著しく減ると、上方ではもはや複数の座を組むことができなくなり、必然的に大看板の役者でも一座することを余儀なくされた。これを東京の菊五郎劇団・吉右衛門劇団・猿之助劇団などに対比する上方歌舞伎という。