長良橋陸閘(ながらばしりっこう)とは、岐阜県岐阜市の長良橋右岸の長良陸閘と左岸の大宮陸閘からなる陸閘。1959年(昭和34年)の伊勢湾台風と翌1960年(昭和35年)8月の台風11号・12号による洪水時に、この箇所から溢れだした水が岐阜市内に溢流、氾濫したため、その対策として陸閘が設置された。商用電源・発電機により操作を行う大規模な物で、この他にも付近には大小約100か所の陸閘があり、長良川右岸の鵜飼屋地区では堤防本堤6か所、防水壁13か所の計19か所、左岸の川原町地区では堤防本堤5か所、防水壁9か所の計14か所、合計33か所の国土交通省直轄陸閘が存在する。