鉄棒(てつぼう)は、遊具の一種。または、それを使った遊びの名称。 一般には屋外の地面あるいは体育館の床面に支柱が埋め込まれ、支柱の間に金属製の棒が渡してあり、これを使って体を上下方向に回転させるなどする。ブル式・折り畳み式もある。 全身の平衡感覚・逆さ感覚や遠心力・速度に対応した全身のバランスを養い、懸垂力や各器官の連動を図ることが可能である。幼児期は鉄棒の上で脱力する通称「ふとん」や、鉄棒の上で全身を伸ばして静止する通称「つばめ」、手足で鉄棒にしがみついてぶら下がる通称「豚の丸焼き」などの簡単な遊びから導入していき、小学生から回転運動に慣れていく。全身運動の統合が可能になった小学校中学年あたりの習得が著しいが、体の成長に体力が追いつかない高学年で伸び悩み、体力増進が著しい中学生あたりから再び成長していく傾向にあるといわれる。 逆上がりや足掛け上がりなどの難易度が高く人気がある種目には、数々の補助器具が開発されているほか、児童同志の補助法が生み出され、自主的に遊びながら身に着けていくことが多い。 反面、握力や懸垂力が弱い児童は、落下や激突などの事故を起こすことがある。回転中や飛び降りの途中にうっかり近づいて衝突するケースもあり、安全面に配慮する必要もある。手やひかがみに血豆ができやすく、それを苦痛と感じて鉄棒を嫌がる児童もいる。

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  • 鉄棒(てつぼう)は、遊具の一種。または、それを使った遊びの名称。 一般には屋外の地面あるいは体育館の床面に支柱が埋め込まれ、支柱の間に金属製の棒が渡してあり、これを使って体を上下方向に回転させるなどする。ブル式・折り畳み式もある。 全身の平衡感覚・逆さ感覚や遠心力・速度に対応した全身のバランスを養い、懸垂力や各器官の連動を図ることが可能である。幼児期は鉄棒の上で脱力する通称「ふとん」や、鉄棒の上で全身を伸ばして静止する通称「つばめ」、手足で鉄棒にしがみついてぶら下がる通称「豚の丸焼き」などの簡単な遊びから導入していき、小学生から回転運動に慣れていく。全身運動の統合が可能になった小学校中学年あたりの習得が著しいが、体の成長に体力が追いつかない高学年で伸び悩み、体力増進が著しい中学生あたりから再び成長していく傾向にあるといわれる。 逆上がりや足掛け上がりなどの難易度が高く人気がある種目には、数々の補助器具が開発されているほか、児童同志の補助法が生み出され、自主的に遊びながら身に着けていくことが多い。 反面、握力や懸垂力が弱い児童は、落下や激突などの事故を起こすことがある。回転中や飛び降りの途中にうっかり近づいて衝突するケースもあり、安全面に配慮する必要もある。手やひかがみに血豆ができやすく、それを苦痛と感じて鉄棒を嫌がる児童もいる。 (ja)
  • 鉄棒(てつぼう)は、遊具の一種。または、それを使った遊びの名称。 一般には屋外の地面あるいは体育館の床面に支柱が埋め込まれ、支柱の間に金属製の棒が渡してあり、これを使って体を上下方向に回転させるなどする。ブル式・折り畳み式もある。 全身の平衡感覚・逆さ感覚や遠心力・速度に対応した全身のバランスを養い、懸垂力や各器官の連動を図ることが可能である。幼児期は鉄棒の上で脱力する通称「ふとん」や、鉄棒の上で全身を伸ばして静止する通称「つばめ」、手足で鉄棒にしがみついてぶら下がる通称「豚の丸焼き」などの簡単な遊びから導入していき、小学生から回転運動に慣れていく。全身運動の統合が可能になった小学校中学年あたりの習得が著しいが、体の成長に体力が追いつかない高学年で伸び悩み、体力増進が著しい中学生あたりから再び成長していく傾向にあるといわれる。 逆上がりや足掛け上がりなどの難易度が高く人気がある種目には、数々の補助器具が開発されているほか、児童同志の補助法が生み出され、自主的に遊びながら身に着けていくことが多い。 反面、握力や懸垂力が弱い児童は、落下や激突などの事故を起こすことがある。回転中や飛び降りの途中にうっかり近づいて衝突するケースもあり、安全面に配慮する必要もある。手やひかがみに血豆ができやすく、それを苦痛と感じて鉄棒を嫌がる児童もいる。 (ja)
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  • 鉄棒(てつぼう)は、遊具の一種。または、それを使った遊びの名称。 一般には屋外の地面あるいは体育館の床面に支柱が埋め込まれ、支柱の間に金属製の棒が渡してあり、これを使って体を上下方向に回転させるなどする。ブル式・折り畳み式もある。 全身の平衡感覚・逆さ感覚や遠心力・速度に対応した全身のバランスを養い、懸垂力や各器官の連動を図ることが可能である。幼児期は鉄棒の上で脱力する通称「ふとん」や、鉄棒の上で全身を伸ばして静止する通称「つばめ」、手足で鉄棒にしがみついてぶら下がる通称「豚の丸焼き」などの簡単な遊びから導入していき、小学生から回転運動に慣れていく。全身運動の統合が可能になった小学校中学年あたりの習得が著しいが、体の成長に体力が追いつかない高学年で伸び悩み、体力増進が著しい中学生あたりから再び成長していく傾向にあるといわれる。 逆上がりや足掛け上がりなどの難易度が高く人気がある種目には、数々の補助器具が開発されているほか、児童同志の補助法が生み出され、自主的に遊びながら身に着けていくことが多い。 反面、握力や懸垂力が弱い児童は、落下や激突などの事故を起こすことがある。回転中や飛び降りの途中にうっかり近づいて衝突するケースもあり、安全面に配慮する必要もある。手やひかがみに血豆ができやすく、それを苦痛と感じて鉄棒を嫌がる児童もいる。 (ja)
  • 鉄棒(てつぼう)は、遊具の一種。または、それを使った遊びの名称。 一般には屋外の地面あるいは体育館の床面に支柱が埋め込まれ、支柱の間に金属製の棒が渡してあり、これを使って体を上下方向に回転させるなどする。ブル式・折り畳み式もある。 全身の平衡感覚・逆さ感覚や遠心力・速度に対応した全身のバランスを養い、懸垂力や各器官の連動を図ることが可能である。幼児期は鉄棒の上で脱力する通称「ふとん」や、鉄棒の上で全身を伸ばして静止する通称「つばめ」、手足で鉄棒にしがみついてぶら下がる通称「豚の丸焼き」などの簡単な遊びから導入していき、小学生から回転運動に慣れていく。全身運動の統合が可能になった小学校中学年あたりの習得が著しいが、体の成長に体力が追いつかない高学年で伸び悩み、体力増進が著しい中学生あたりから再び成長していく傾向にあるといわれる。 逆上がりや足掛け上がりなどの難易度が高く人気がある種目には、数々の補助器具が開発されているほか、児童同志の補助法が生み出され、自主的に遊びながら身に着けていくことが多い。 反面、握力や懸垂力が弱い児童は、落下や激突などの事故を起こすことがある。回転中や飛び降りの途中にうっかり近づいて衝突するケースもあり、安全面に配慮する必要もある。手やひかがみに血豆ができやすく、それを苦痛と感じて鉄棒を嫌がる児童もいる。 (ja)
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  • 鉄棒 (遊び) (ja)
  • 鉄棒 (遊び) (ja)
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