『金剛針論』(こんごうしんろん、ヴァジラスーチー)とは仏教論書の一つ。サンスクリット本では馬鳴(アシュヴァゴーシャ)作と伝わるが、漢訳版では法称(ダルマキールティ)の作とされる。 バラモン教・ヒンドゥー教のヴァルナ制度を批判しているが、仏典からの引用は無く、バラモン教・ヒンドゥー教の聖典や神話を典拠として記している。