金フラン(きんフラン、通貨コード:XFO)は、1930年から2003年4月1日まで国際決済銀行の勘定単位として使用されていた通貨である。特別引出権に置き換えられて廃止された。フランス革命期に発行された金貨フラン・ジェルミナルを基準にしたもので、ラテン通貨同盟(LMU)が金本位制から脱却した後も、フラン・ジェルミナルと同じ9⁄31グラム(290.322ミリグラム)の純金に固定されていた。また、国際電気通信連合(ITU)や万国郵便連合(UPU)関連の条約で、国際通信や国際郵便の料金の単位に金フランが使用されている。