酒井 忠貫(さかい ただつら)は、若狭小浜藩の第9代藩主。小浜藩酒井家10代。 宝暦2年(1752年)11月21日、第8代藩主酒井忠与の長男として江戸牛込藩邸にて生まれる。宝暦12年(1762年)、父の死去により跡を継いだ。宝暦13年(1763年)に従五位下、修理大夫に叙任する。天明3年(1783年)から連年のように凶作が相次ぎ、それによる対応策、並びに復興のための資金で財政難に悩まされた。天明4年(1784年)、従四位下に昇進する。 寛政4年(1792年)、ラクスマン来航の際には根室の防備を務めた。文化3年(1806年)1月12日に死去した。享年55。 次男の忠順は若年のため、養子の忠進が跡を継いだ。