通れた道マップ(とおれたみちマップ)とは、大規模地震などの災害発生に伴う通行可能道路を実際の車両走行実績データを元に地図上に示したものをいう。フローティングカーデータ(プローブカーデータ)を用いて、インターネット上の地図サービス上に自動的に描出するシステムが実用化されている。 なお、「通れた道マップ」という名称は、2007年に発生した新潟県中越沖地震の際に特定非営利活動法人とホンダが使用したもので、2011年の東日本大震災後、トヨタ自動車などがこの名称を使用したことから一般的になった。 大規模災害発生後の通行可能ルートを、実際の自動車の通行実績データを元に多くの人が閲覧可能な状態で示すことにより、被災地での避難や救援のための移動を支援するための参考情報として利用可能である。