迂言法(うげんほう、英語:circumlocutionまたはperiphrasis)とは、ある語句を、全体として同じ意味を持つ複数の単語からなる句を用いて間接的に表現する語法または修辞法である。 また一般的な言語学(文法)用語としても、やや異なる意味で使われる(これについては文法用語の項を参照)。 用途としては、難しい語句をわかりやすく表現する方法としても使える。しかしむしろ、直接的な表現が憚られる(社会的に下品、無礼またはタブーと考えられ、あるいは本来の意図と違う意味に取られるおそれがある)場合、また皮肉などの意味でよく用いられる婉曲語法の一種である。 日常的には「遠回しな」言い方と呼ばれ、相手にとってかえって理解しにくい場合には「回りくどい」という印象を与える。