『軍艦すでに煙なし』(ぐんかんすでにけむりなし)は、新映画社が1950年に製作し、東京映画配給が配給した日本映画。 旧呉軍港空襲による破壊で、転覆または着底していた旧海軍艦船の解体(1948年9月末に水没部分を残して終了)に関わる男たちを描いた深安地平の『軍艦解体』(「週刊朝日」1950年1月1・8日合併号、第2回入選記録文学作品)を原作とした関川秀雄監督作品。映画製作当時は、スクラップが高値となる中で、旧海軍艦艇の残存部(水没部分)の引揚・解体に注目が集まり、複数の企業がこの作業に取り組んでいた。