賀茂 忠行(かも の ただゆき)は、平安時代前期から中期にかけての貴族・陰陽家。安倍晴明の師とされる。父は賀茂江人・賀茂峯雄の説がある。官位は従五位下・丹波権介。 陰陽の術に優れ、時の帝から絶対的な信頼を得た。特に覆物の中身を当てる射覆を得意とし、帝の前でそれを披露した事もあった。安倍晴明を見出し、彼に「まるで瓶の水を移すかのように」陰陽道の真髄を教えたという。但馬丞・丹波権介を歴任し、一説には陰陽頭にも昇ったたともいうが、確証はない。