豊橋鬼祭(とよはしおにまつり)は、毎年2月10日から11日にかけて愛知県豊橋市で開催される祭礼行事。1000年以上の歴史を有する伝統行事であり、1954年3月12日に愛知県指定無形民俗文化財、1980年1月28日に国の重要無形民俗文化財に指定。重要無形民俗文化財としての指定名称は豊橋神明社の鬼祭(とよはししんめいしゃのおにまつり)。 安久美神戸神明社の春の例祭で行われる数々の神事の総称である。神事のひとつ、荒神である赤鬼を天狗が退散させ天下を清める様子を具現化した「赤鬼と天狗のからかい」がとくに知られ、この一幕をもって「鬼祭」と称する場合もある。赤鬼が浄罪として撒き散らすタンキリ飴の飴粉で見物客は全身を真っ白に染められることから、「天下の奇祭」と称する。